タンジェントスクリュー式の手動で星を追尾する簡易赤道儀のようなものを自作してみました。 このような簡易赤道儀はネット上でも多くの方が自作されているものを見かけます。 このようなもので本当に星が追尾できるものなのかとの思いから、自分でもやってみることにしました。
いろいろなサイトから作り方をパク・・いや参考にさせていただいて自分なりに作ってみました(笑)。 作成方法や手動簡易赤道儀の詳細なしくみなどは、ネット上に多く公開されていますのでココでは省略させていただきます。
2. Vixen ポルタⅡ経緯台に搭載
ポルタに装着する際は、「【自作】VixenポルタⅡ用機材搭載アダプタのようなもの【代用・アリガタプレート】」で作成したアダプタを使用して、アダプタのL字型金具と簡易赤道儀とをボルト締め(3箇所)して固定します(右下画像)。
また、普通のカメラ三脚に装着すると以下のようになります。簡易赤道儀の裏には1/4インチボルトナットを埋め込んであり、カメラ三脚のクイックシューに取り付けることができます。
3. セッティング
(1)ポルタが水平になるように調整し、簡易赤道儀の極軸を北に向ける(左下画像)
画像ではコンパスを使っていますが、このコンパスはアテになりません。偏角もあるんでしょうけど、それ以前に、周りの鉄に反応して毎回、針の位置が変わります。 そこで、ベランダから見える目印(鉄塔や灯台など)が真南から何度ズレた位置にあるかを調べて真南方向を求めました。 そして、極軸を反対方向の北に向けるようにしています。以下のサイトを利用して2地点の方位と方角を調べさせていただきました。
(2)当地の緯度に合わせて傾きを調整する(右下画像)
4. 操作方法
M6ボルトネジのピッチは1mmなので1回転させると1mm上板を押すことになります。
M6ボルトネジを1回転/分させて、極軸から229mm離れた部分を1分あたり1mm押すことで星を追尾することができます(なぜ、これで星を追尾できるかはココでは省略します。ネット上で検索すれば詳細な説明付のサイトが数多く見つかると思いますので)。
露出中はM6ボルトネジに付いているハンドルを時計を見ながら1分あたり1回転させるように操作します(左下画像)。
時計はビニールテープと画鋲で上板に固定しており、また上板がなるべく滑らかに回転移動するように、M6ボルトネジには袋ナットを付け、上板と下板の間には8センチCD-Rを挟んであります(右下画像)。
5. 撮影してみる
おわり
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