
1. VPN接続トラブルの現象について
新型コロナウィルス感染防止の目的で2020年の3月末より、うちの会社でもテレワークによる在宅勤務を導入しており、自分は7月の現在も自宅で仕事をしています。
自宅のPCからは、以下の「Cisco AnyConnect Secure Mobility Client」というソフトを使ってVPN接続により、会社のイントラネットにアクセスして仕事をしており、あの日までは何も問題なく仕事を続けることが出来ていました。

ところが6月のある日、Cisco AnyConnectでVPN接続した際、認証・接続は成功するのですが、その後、切断と再接続(Reconnecting)を数秒間隔で繰り返し続けるという現象が発生し、会社のイントラネットにアクセスできなくなってしまいました。
それにより、その日は有給休暇にして、自宅のネットワーク環境回復に1日費やしてしまったということがありました。
それにより、その日は有給休暇にして、自宅のネットワーク環境回復に1日費やしてしまったということがありました。
2. 切断と再接続を繰り返す原因について
結論から言いますと、自宅のインターネット回線は【SoftBank 光】
なのですが、SoftBankよりレンタルしている「光 BBユニット」がVPN接続に対応していないということが原因だったようです。

現象発生から、VPN接続用ソフトの再インストールを行ったり、自宅のネットワーク機器の点検を行ったり、SoftBankへ電話で問い合わせてみたりと、考えうることすべてを行ったつもりだったのですが、一向に事態が改善されることはありませんでした。
その後、インターネットは普通に使えるため、該当しそうなキーワードを入力しながら、ネット検索を繰り返していたところ、以下の記事を発見し、「光 BBユニット」と「VPN接続」との関係性について知ることが出来ました。

【簡単】BBユニットとWXR1900DHP2のVPN接続手順7個
この記事では、ソフトバンク光を契約した際に貸与されるBBユニットとバッファローWXR-1900DHP2を使ってVPN接続する手順を説明します。 光電話を利用している方にとって、モジュラーユニット(
では何故、以前は何も問題なくVPN接続できていたのかということですが、「6月のある日」というのは、インターネット回線を以前の「Yahoo! BB ADSL」から「SoftBank 光」に切り替えた翌々日だったのです。。。

3. 対策方法について
対策として、上記記事を参考にして、以下を実施しました。光BBユニットの設定方法については、上記記事で詳細に説明されていますので、そちらを参考にしてください。
①光BBユニットの無線LAN機能を無効にする
②光BBユニットのPPPoEパススルー設定を有効にする
③所有するWiFiルーター(TP-Link Archer C6)の動作モードを「ルーター」にする
④所有するWiFiルーターのインターネット接続タイプを「PPPoE」にして、SoftBank 光の認証ID(S-ID)と認証パスワードを設定する
②光BBユニットのPPPoEパススルー設定を有効にする
③所有するWiFiルーター(TP-Link Archer C6)の動作モードを「ルーター」にする
④所有するWiFiルーターのインターネット接続タイプを「PPPoE」にして、SoftBank 光の認証ID(S-ID)と認証パスワードを設定する

上記設定により、光 BBユニットの無線LAN機能、ルーター機能は使わずに、所有するWiFiルーター(TP-Link Archer C6)の無線LAN機能、およびルーター機能を使うということになります。光 BBユニットの無線LAN機能はショボイというレビューをネット上で多く見かけていたため、当初は、このWiFiルーターをアクセスポイントモード(ブリッジモード)で使う予定でしたが、こうなっては仕方ありません。
では何故、光 BBユニットがネットワーク構成に無ければならないのかと言いますと、以下の2つを使用するためです。②はともかく、「ホワイト光電話」を契約しており、光 BBユニットが無いと自宅の固定電話を使用できないため、構成から外すことはできません。
①「ホワイト光電話」
②「IPv6高速ハイブリッド」
ちなみに、光 BBユニット無しの構成も試してみましたが、インターネット接続、VPN接続ともに問題なく使用することができました。光電話を使用しないのであれば、無理に光 BBユニットをレンタルする必要はないのかもしれません。
②「IPv6高速ハイブリッド」
ちなみに、光 BBユニット無しの構成も試してみましたが、インターネット接続、VPN接続ともに問題なく使用することができました。光電話を使用しないのであれば、無理に光 BBユニットをレンタルする必要はないのかもしれません。
WiFiルーターにより設定方法は違うかもしれませんが、自分が所有しているWiFiルーター(TP-Link Archer C6)をPPPoE接続によりメインルーターとして使うための設定については、以下の記事をご覧ください。


【TP-Link】Archer C6をメインルーターとして使う【PPPoE接続】
VPN接続障害の対策として、TP-Link Archer C6にメインルーター(PPPoE接続)として働いてもらうことになりました。メインルータとして働いてもらうための設定方法について説明します。
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