1. 四度目の富士登山にて剣が峰に立つ
昨年のリベンジを果たすべく臨んだ今回、ようやく日本最高峰の頂に立つという目標を果たすことができました。
吉田・須走ルート山頂(標高3706m)到達後、しばらく休憩してから、反時計回りでお鉢巡りをしつつ、剣が峰(標高3776m)に向かいました。昨年とは違い、山頂は天候に恵まれ、はじめて富士山火口を眺めることも出来ました。
山頂から麓を眺めると雲海だらけでしたが、それもまた素晴らしい景観で、富士山の山頂を充分に満喫することが出来ました。
ただ、これまでの三度の富士登山と違い、はじめて心残りなくスッキリとした気分で下山することができました。
2. 今回の富士登山プラン
実際は、昨年と同じく1日目に山頂へ向かうことはなく、本七合目にある見晴館という山小屋に宿泊して、2日目の朝に山頂へ向かうことになりました。
3. 今回の富士登山全行程
昨年は山頂の天候に恵まれず、ほとんど山頂では何もできずに下山せざるをえませんでしたが、今回は運よく天候に恵まれ、山頂でやるべきことは全てやれたと満足しています。
<1日目(8/18)>
登り(須走口五合目~本七合目) 7:10 – 12:51 5時間41分
・須走口5合目(1970m)発:7:10
・6合目(2450m):8:38
・本6合目(2700m):9:36
・7合目(3090m):11:19
・本7合目(3200m)見晴館着:12:51
<2日目(8/19)>
登り(本七合目~山頂) 5:55 – 8:40 2時間45分
・本7合目(3200m)見晴館発:5:55
・8合目(3350m):6:22
・本8合目(3400m):6:51
・8合5勺(3450m):7:20
・9合目(3580m):7:56
・吉田・須走ルート山頂(3706m)着:8:40
お鉢巡り(反時計回り) 8:45 – 10:36 1時間51分
・久須志神社:8:45
・剣が峰(3776m):9:32
・吉田・須走ルート下山道:10:36
下り(山頂~須走口五合目) 10:36 – 14:47 4時間11分
・吉田・須走ルート下山道より下山開始:10:36
・砂払い五合目(2230m):13:59
・須走口5合目(1970m)着:14:47
(1)1日目
朝4時頃に、道の駅すばしりに到着し、1時間ほどの仮眠をとりました。その後、隣接する須走多用途広場に車を移動させました。登山者はここに駐車して、須走口五合目行きのシャトルバスに乗る必要があります。
朝6:30のバスに乗り、須走口五合目へ行きました。須走口五合目の様子です。ここは、吉田口や富士宮口と違って人も少なく、とても良い雰囲気です。
古御嶽神社の鳥居をくぐって登山開始となります。無事に下山できますようにと祈願して、昨年よりも早い7:10に登山開始となりました。
登りはじめは、しばらくの間、須走ルートの特徴でもある樹林帯の登山道を登ります。下山道との分岐を過ぎると、七合目まで下山者とすれ違うことはなくなります。今年は、富士登山客急増というニュースを聞いていたのですが、ここのルートに関しては、あまり関係がないようで、ゆったりとした登山を楽しむことができそうです。
8:38、1時間半ほど登り続けて、ようやく六合目(2450m)に着きました。ここには須走ルートで最初の山小屋(長田山荘)があります。トイレを使わせてもらい(200円)、しばらく休憩しました。
樹林帯を抜け、山頂が見えてきました。ここまでは若干、曇っていたのですが、山頂の天候は、まずまずのようです。
9:36、本六合目(2700m)着。山小屋(瀬戸館)の前にあるベンチに座って、すこし休憩をとりました。昨年と同様に、アヒル達が出迎えてくれました。
11:19、七合目(3090m)着。ここにある山小屋(太陽館)は、昨年は休館中でしたが今年は営業されておりました。
さて、ここから本七合目にかけて続く小石混じりの砂利道を登ります。宿泊予定の山小屋までは、もうすぐです。
12:51、長い砂利道を登りきり、ようやく本七合目(3200m)に到着しました。ここまで実に5時間41分もかかりました。予定では、ここから山頂に向かい、下山途中で再びここに戻って宿泊するつもりでしたが、いろいろと計算すると、自分の体力、ここまでの登りのペースでは、日没までにここまで戻ってこれるかどうか微妙であることがわかりました。
無理をして行こうと思えば、行けたのかもしれませんが、ここまでも昨年以上の時間が掛かっており、山頂での行動が制限される可能性もあったため、本日はここまでとしました。今回もここにある山小屋(見晴館)に宿泊し、翌朝、山頂に向けて出発することにします。
昨年はコロナ渦ということもあって、寝床は隣とカーテンで仕切られていました。しかし、今年は仕切りはなくザコ寝状態でしたが、早くの到着であったため壁際の寝床を陣取り、結構快適に過ごすことができました。
今回も耳栓を持参し、いびき音に邪魔されることなく、ぐっすりと眠ることができました。富士登山の山小屋泊では、耳栓の持参は必須であると言ってもよいでしょう。
(2)2日目
2日目は朝4:40に起床して、御来光を見ることができました。その後朝食をとり、5:55に山頂に向けて出発しました。山頂方向は雲ひとつない青空です。昨日は、かなりの時間を睡眠に費やしたとあって、体調もバッチリでした。
7:22に、八合目(3350m)まで来ました。八合目には下江戸屋という山小屋があり、天皇陛下が宿泊された山小屋です。
昨年とは違い、良い天気で気分も高揚してきました。
8:40、吉田・須走ルート山頂(3706m)に着きました。山頂は青空が広がっていますが、見下ろすと雲海が広がっています。麓は曇りなんだろなと思いつつ、青空の下、お鉢巡りを開始します。
吉田・須走ルート山頂から、反時計回りにお鉢巡りを開始しました。開始後すぐに火口が見えてきて、さらに火口の向こう側には剣が峰が見えており、テンションが上がります。後からわかったことですが、お鉢巡りは時計回りに回る人の方が多いらしく、自分のように反時計回りで回る人は、ほとんどいなかったような気がします。
それもそのはずで、反時計回りで剣が峰に向かう道は、ゆるやかな登り道となっており、山頂までやっとの思いで登りきったというのに、疲れた身に堪えました。
4. 次の富士登山
もし、次があるとすれば、未経験の最も厳しいと言われる御殿場ルートでの富士登山を考えないことはないですが、今のところは未定です。
5. まとめ
この記事が、いずれ富士登山を経験したいと思っている方々に、すこしでもお役にたてていただけるようであれば幸いです。
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