この記事では、静的なWebサイトにリンク付きのサムネイル画像をランダムに表示させる方法について説明します。
あまり、頻繁にあるケースではないかもしれませんが、ご自身のWebサイトやブログ記事に、もしかしたら、個性を持たせる機能として取り込めるかもしれませんので、よろしかったらご覧ください。
1. リンク付きサムネイル画像をランダムに表示
作成したのは、ページを開く(更新する)と、サムネイル画像をランダムに表示し、画像をクリックすると、対応したリンク先へと飛ぶことが出来る機能です。
リンク付き画像のランダム表示は、JavaScriptで実現しています。
以下の画像をクリックするとテストページへ飛びますので、動作を確認してみてください。
以降では、本機能のJavaScript関数作成方法と、静的サイトのページ(HTMLファイル)へ適用する方法について説明します。
2. JavaScriptでリンク付きサムネイル画像のランダム表示関数を作成
この例では、サムネイル画像の配列と、対応するリンク先URLの配列を指定し、表示選択された画像をクリックすることで、対応したリンク先に飛ばすことができるようにしてあります。
➀:サムネイル画像の配列指定
➁:リンク先URLの配列指定
➂:Math.random()関数を使って、0以上1未満の範囲で、浮動小数点の擬似乱数を取得
➃:➂で取得した乱数を基にして、表示するサムネイル画像の配列番号を決定
➄:表示するサムネイル画像および、リンク先を指定したHTML文を作成
➅:➄で作成したHTML文をWebブラウザ上に表示
function rand_output(){
// サムネイル画像配列
var imglist = new Array( ・・・➀
"https://hirokami1024.com/wp-content/uploads/2024/08/25413011-1.jpg",
"https://hirokami1024.com/wp-content/uploads/2024/08/2176001-1.jpg",
"https://hirokami1024.com/wp-content/uploads/2024/08/2176003-1.jpg",
"https://hirokami1024.com/wp-content/uploads/2024/08/2176004-1.jpg",
"https://hirokami1024.com/wp-content/uploads/2024/08/2176007-1.jpg",
"https://hirokami1024.com/wp-content/uploads/2024/08/22300679.jpg",
"https://hirokami1024.com/wp-content/uploads/2020/04/23260161.jpg",
"https://hirokami1024.com/wp-content/uploads/2020/02/24512403.jpg",
"https://hirokami1024.com/wp-content/uploads/2020/04/23215040.jpg");
// リンク先配列
var linklist = new Array( ・・・➁
"https://hirokami1024.com/seiza_tentai/",
"https://hirokami1024.com/seiza-spring/",
"https://hirokami1024.com/seiza-summer/",
"https://hirokami1024.com/seiza-autumn/",
"https://hirokami1024.com/seiza-winter/",
"https://hirokami1024.com/12star/",
"https://hirokami1024.com/hokuto7/",
"https://hirokami1024.com/ophiuchus/",
"https://hirokami1024.com/runaway-star/");
// 0以上1未満の範囲で、浮動小数点の擬似乱数を返す
var randno = Math.random(); ・・・➂
// (randnoを100倍して小数点を切り捨てた値 / 画像配列数)の余りを求めて
// 表示対象のサムネイル画像を決定する
var selectnum = Math.floor((randno * 100)) % imglist.length; ・・・➃
// HTML文の作成
var output = "<p>" +
"<A href=" + linklist[selectnum] + ">" +
"<img border=0 src=" + imglist[selectnum] + " width=600 height=400></A></p>" ; ・・・➄
// Webブラウザ上に表示
document.write(output); ・・・➅
}
3. HTMLでJavaScriptの動作確認用テストページをつくる
JavaScript関数(rand_output())を呼び出すことで、リンク付きサムネイル画像のランダム表示を行っています。
ソースコード内番号の説明は、以下のとおりです。
➀:JavaScriptの読みこみを行う。src=””には、読み込むJavaScriptソースファイルのパスを指定。
➁:JavaScript関数(rand_output())を呼び出す。
➂:scriptが無効な場合、デフォルトの画像を表示。
<html>
<!-- HEAD ココから -->
<head>
<title>test-1</title>
<script type="text/javascript" src="js/script_test.js"></script> ・・・➀
</head>
<!-- HEAD ココまで -->
<!-- BODY ココから -->
<body>
<h1 align="center"><b><font size="6">リンク付サムネイルをランダム表示</font></b></h1>
<br/>
<div align="center"><font size="3">
<script>
rand_output(); ・・・➁
</script>
<noscript>
<p><img class="p0" src="image/astro/DOUBLE_STAR/double_star_mid.jpg"></p> ・・・➂
</noscript>
画像をクリックしてください
</font></div>
</body>
<!-- BODY ココまで -->
</html>
4. WordPressの投稿記事に適用する
方法は、いろいろとあるようですので、用途に合わせて選択してください。
以下の記事が参考になると思います。
5. まとめ
乱数を使うことで、ランダムに動作を振り分けることができますので、いろいろなことに応用できそうす。
応用例として思い浮かぶのは、おみくじ、占い、などでしょうか。他にもありそうな気がします。
この記事が、すこしでもお役立ていただけるようであれば幸いです。



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