PR

【VPN接続】Cisco AnyConnectが再接続を繰り返す【SoftBank 光・光BBユニット】

 

1. VPN接続トラブルの現象について

 新型コロナウィルス感染防止の目的で2020年の3月末より、うちの会社でもテレワークによる在宅勤務を導入しており、自分は2024年の現在も自宅で仕事をしています。

 自宅のPCからは、以下の「Cisco AnyConnect Secure Mobility Client」というソフトを使ってVPN接続により、会社のイントラネットにアクセスして仕事をしており、あの日までは何も問題なく仕事を続けることが出来ていました。

 
 
 ところが2020年6月のある日、Cisco AnyConnectでVPN接続した際、認証・接続は成功するのですが、その後、切断と再接続(Reconnecting)を数秒間隔で繰り返し続けるという現象が発生し、会社のイントラネットにアクセスできなくなってしまいました。

 それにより、その日は有給休暇にして、自宅のネットワーク環境回復に1日費やしてしまったということがありました。

 

2. 切断と再接続を繰り返す原因について

 結論から言いますと、自宅のインターネット回線は【SoftBank 光】 なのですが、SoftBankよりレンタルしている「光 BBユニット」がVPN接続に対応していないということが原因だったようです。

 現象発生から、VPN接続用ソフトの再インストールを行ったり、自宅のネットワーク機器の点検を行ったり、SoftBankへ電話で問い合わせてみたりと、考えうることすべてを行ったつもりだったのですが、一向に事態が改善されることはありませんでした。

 

 その後、インターネットは普通に使えるため、該当しそうなキーワードを入力しながら、ネット検索を繰り返していたところ、以下の記事を発見し、「光 BBユニット」と「VPN接続」との関係性について知ることが出来ました。

【簡単】BBユニットとWXR1900DHP2のVPN接続手順7個
この記事では、ソフトバンク光を契約した際に貸与されるBBユニットとバッファローWXR-1900DHP2を使ってVPN接続する手順を説明します。 光電話を利用している方にとって、モジュラーユニット(光電
 
 では何故、以前は何も問題なくVPN接続できていたのかということですが、「6月のある日」というのは、インターネット回線を以前の「Yahoo! BB ADSL」から「SoftBank 光」に切り替えた翌々日だったのです。。。
 
 

3. 対策方法について

 対策として、上記記事を参考にして、以下を実施しました。光BBユニットの設定方法については、上記記事で詳細に説明されていますので、そちらを参考にしてください。
 
①光BBユニットの無線LAN機能を無効にする
②光BBユニットのPPPoEパススルー設定を有効にする
③所有するWiFiルーター(TP-Link Archer C6)の動作モードを「ルーター」にする
④所有するWiFiルーターのインターネット接続タイプを「PPPoE」にして、SoftBank 光の認証ID(S-ID)と認証パスワードを設定する
 
 
 
 上記設定により、光 BBユニットの無線LAN機能、ルーター機能は使わずに、所有するWiFiルーター(TP-Link Archer C6)の無線LAN機能、およびルーター機能を使うということになります。

 光 BBユニットの無線LAN機能はショボイというレビューをネット上で多く見かけていたため、当初は、このWiFiルーターをアクセスポイントモード(ブリッジモード)で使う予定でしたが、こうなっては仕方ありません。

 では何故、光 BBユニットがネットワーク構成に無ければならないのかと言いますと、以下の2つを使用するためです。②はともかく、「ホワイト光電話」を契約しており、光 BBユニットが無いと自宅の固定電話を使用できないため、構成から外すことはできません。

①「ホワイト光電話」
②「IPv6高速ハイブリッド」

 ちなみに、光 BBユニット無しの構成も試してみましたが、インターネット接続、VPN接続ともに問題なく使用することができました。光電話を使用しないのであれば、無理に光 BBユニットをレンタルする必要はないのかもしれません。
 
 
 WiFiルーターにより設定方法は違うかもしれませんが、自分が所有しているWiFiルーター(TP-Link Archer C6)をPPPoE接続によりメインルーターとして使うための設定については、以下の記事をご覧ください。
【TP-Link】Archer C6をメインルーターとして使う【PPPoE接続】
VPN接続障害の対策として、TP-Link Archer C6にメインルーター(PPPoE接続)として働いてもらうことになりました。メインルータとして働いてもらうための設定方法について説明します。
 

4. まとめ

 コロナの影響からテレワーク従事者が増えており、自分もそのひとりなのですが、自宅ネットワークに支障があると仕事がストップしてしまいますので、このときはは非常に焦りました。

 しかし、こういう時こそ、やみくもに動き回るより、落ち着いて冷静に対処することが大事だと実感しました。ネット上には、同じようなトラブルに遭遇している人が必ずいるものです。

 同じような境遇の方に対し、すこしでもトラブル解消への助力になればと思い、今回記事にさせていただきました。今後も、テレワークに際し、気づいた点などがありましたら、記事にしていこうかと考えています。

 
 
 
 

おわり

コメント

タイトルとURLをコピーしました