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【Clonezilla】無料のクローンソフトを使ってCドライブ換装【240GBから1TBのSSDヘ】

 
 
 もともとは、Cドライブを240GBのSSD(Apacer M.2 NVMe PCIe Gen3 x2 240GB)に入れていたのですが、6年間の使用で残容量が心もとなくなり、この度、1TBのSSD(KIOXIA EXCERIA PLUS G3 NVMe M.2 PCIe Gen4 x4 1TB)に換装しました。

 6年前にもCドライブの換装を行いましたが、その時は2.5インチSSDからM.2 SSDへのクローン作成を「EaseUS Partition Master 」というソフトの無料版を使って行いました。

 しかし、当時は可能だったOSを含むディスクのクローン作成が、現在の無料版では出来なくなっており、今回は別の方法でCドライブ換装を行う必要に迫られました。

 

 そこで見つけたのが「Clonezilla」という無料で利用できるオープンソースのディスククローンおよびバックアップソフトウェアです。

 ただし、「EaseUS Partition Master」などのクローン作成ソフトのようなGUIベースのインタフェースではなく、以下のようなテキストベースのインタフェースであるため、多少の使いにくさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 操作感は、ひと昔前のLinuxインストーラのような感じで、自分もそうでしたが、懐かしく感じる方もいらっしゃるかと思います。

 
 実際に使ってみていただければわかるかと思いますが、特に難しいことはなく、手順に沿って操作していけば、思惑通りにクローン作成、Cドライブ換装が出来るはずです。興味を持たれた方は以降を読み進めていただければ幸いです。

 

 それでは、「Clonezilla」のダウンロードから、 実際のクローン作成までの手順を説明させていただきます。 

 
 

1. Clonezillaのダウンロード

 「Clonezilla」は、以下の公式サイトよりダウンロードできます。

Clonezilla - About
 
 ダウンロードする手順は以下の通りです。

 

(1)Clonezilla公式サイトを開き、「Download」をクリック

 

(2)安定板(stable)をクリック

 
(3)CPU architectureには「amd64」、file typeには「zip」を指定して、Downloadボタンをクリック

 

(4)「clonezilla-live-3.2.2-15-amd64.zip」という名前のファイルがダウンロードされる

 

2. Clonezilla起動メディアの準備

 ダウンロードしたファイル(clonezilla-live-3.2.2-15-amd64.zip)は解凍して、clonezilla-live-3.2.2-15-amd64フォルダの中身を全てUSBメモリに格納します。

 
 

 
 
 USBメモリへ格納の際、一度クリーンな状態(FAT32でフォーマット)にしてから、解凍したclonezilla-live-3.2.2-15-amd64フォルダの中身を格納するようにしたほうがいいでしょう。
 

 
 

3. クローン元、クローン先SSDの準備

 PCを停止して、クローン元とクローン先のM.2 SSDはPCが認識できるように、どちらもM.2スロットに差し込んでおきます。

 
 

 もし、マザーボードにM.2スロットが2つ無い場合には、M.2 SSD 外付けケースを用意して、USB接続でM.2 SSDを接続しても構いません。

 

4. Clonezillaの起動

 Clonezillaを起動する手順について説明します。以下は、Clonezilla起動用USBメモリを差し込んだ状態で行います。

 
(1)BIOS表示
  PCを起動し、ASRockマザーボードの場合、F2 or DELキーを押して、BIOSを表示させます。

 

 

(2)ブート時の起動をClonezilla起動用USBメモリに設定
 ASRockマザーボードのBIOSの場合、「UEFI:~ USB Flash ~ 」をブートドライブ#1に設定し、設定を保存してBIOSから抜けます。

 

 

(3)Clonezillaの起動
  BIOSから抜けると、Clonezillaが起動し、以下のような画面が表示されます。

 
 

5. Clonezillaによるクローンの作成

 それでは、Clonezillaによる実際のクローン作成手順を以下に示します。基本的に各画面にて選択する項目を決定したらENTERキーを押下して、次の画面に進む感じです。
 
 
(1)「Clonezilla live (VGA 800×600)」を選択してENTER

 
(2)「ja_JP.UTF-8 Japanese | 日本語」を選択してENTER

 

(3)「keep デフォルトのキーボードレイアウト(英語キーボード)を維持」を選択してENTER

 

(4)「Start_Clonezilla Clonezillaを開始します」を選択してENTER

 

(5)「device-device ディスク/パーティション⇔ディスク/パーティション」を選択してENTER

 

(6)「Beginner 初心者モード:デフォルトオプションを了解」を選択してENTER

 

(7)「disk_to_local_disk  「ローカルディスク→ローカルディスク」複製」を選択してENTER

 

(8)クローン元のディスクを選択してENTER
  ※補足
   クローン元のディスクが間違っていないか、よく確認してください。

 

(9)クローン先のディスクを選択してENTER
  ※補足
   クローン先のディスクが間違っていないか、よく確認してください。間違えるとデータが消滅します。

 

(10)「-sfsck 元ファイルシステムのチェック/修復をスキップする」を選択してENTER

 

(11)「-k1 適切にパーティションテーブルを作成」を選択してENTER
   ※補足
    -k0 を選択した場合、コピー先ドライブのパーティションサイズはコピー元ドライブと同じになります。
    -k1 を選択した場合、より大きなドライブにコピーした際に、余分なスペースが全て割り当てられます。

 

(12)「plu Yes, copy log files to Clonezilla live USB drive if it exists」を選択してENTER

 

(13)「-p choose すべての処理の完了時に実行する、再起動/シャットダウン/他を選択してください」を選択してENTER

 

(14)画面下に「Enterを押して押して続けて下さい…」と表示されたらENTER

 

(15)「本当に続けてもよろしいですか? (y/n)」と表示されたら、y (2回)

 

(16)コピーの実施

 

(17)「Enterを押して押して続けて下さい…」と表示されたらENTER

 

(18)「poweroff 電源OFF」を選択してENTER

 
 

 以上で、クローン作成は完了となります。

 

6. まとめ

 クローン作成後は、USBメモリを抜き、クローン先をブートドライブに設定して、OSが起動することを確認してください。
 

 Clonezillaによるクローン作成は、GUIベースのクローンソフトに比べて踏む手順が多く、敷居が高いと感じるかもしれませんが、手順通りに進めていけば、特に詰まるところも無く、作業は終わると思います。

 クローン元やクローン先が、Western DigitalやCrucial製のSSDでれば無料配布のクローンソフトが使えるようですが、今回のケースのように、それら無料配布ソフトが使えない場合、Clonezillaはクローン作成手段のひとつになるかと思います。

 この記事が、すこしでもお役に立つようであれば幸いです。

 
 
おわり
 
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